結人と一緒に暮らし始めて幸せを感じる望美。
第6話では、それぞれ居場所を失った家族との仲違いで傷つく望美を結人が励まし支えました。
望美は結人を大事にして生きていこうと決めたのでした。
第7話では、結人の家庭の事情が明らかになります。
家族との関係も修復できないまま、望美は孤独に立ち向かわなければなりません。
結人は望美を幸せにできるのでしょうか?
目次
心が35歳になりつつあり、結婚を意識する望美。
事故によって25年眠っていた時岡望美(柴咲コウ)は、自分のせいで家族の関係を壊してしまったことを後ろめたく思っていました。
家族とケンカした時に恋人の広瀬結人(坂口健太郎)が支えてくれたことで、望美は結人のために生きていこうと決意するのです。
望美は子供の頃からの夢だったアナウンサーを諦め、洋食店でアルバイトすることにしました。
一方結人は、児童の個性を活かす理想の教師像を掲げ、就職活動を始めますが上手く行きません。
学校側の方針に従わず、自分の理想を語る結人を学校側も良く思わないのです。
就職が上手く行かず、お金の面でも追い込まれる結人は内心焦りを感じていました。
仕事を解雇された今村進次(田中哲司)は、工事現場で働き始めます。
家族が集まった際、言い争いになり望美が傷ついているのではないかと心配している進次でしたが、一人で望美と会う勇気がありません。
家に帰っても再婚相手の加奈(富田靖子)は未だ部屋から出てきてくれず、加奈がネットショッピングで使用したクレジットカードの支払いに頭を悩ませていました。
引きこもりだった息子の達也(竜星涼)はなぜが200万円を持って帰ってきます。
事情を聞くと、実父に会いに行き“手切れ金”として渡されたお金でした。
達也は実父の態度に怒っている様子でしたが、進次とも向き合おうとせず部屋に籠ってしまうのでした。
多恵との対面。自分の心を見透かされた望美。
洋食店で働く望美の前に、母の多恵(鈴木保奈美)がやってきました。
結人との交際を反対している多恵に対して冷たい態度を取る望美。
しかし多恵は、いとも簡単に望美の心を見透かします。
結人のために一生懸命尽くそうと頑張る望美に対して、多恵は35歳の焦りを指摘します。
望美は最近、結婚・出産を意識していたのです。
そして望美の想いが結人の負担になっていたことも事実でした。
多恵は結人と一緒に居ても望美が幸せにはなれないと、繰り返し望美に家に戻ることを提案します。
しかし、心を見透かされ意地になった望美は、絶対に家には帰らないと母に告げるのでした。
結人が実家に帰りたくない理由は両親の不仲。
多恵と会ったことで、結人との幸せを盤石なものとしたい望美は、結人のご両親への挨拶を望みました。
実家には帰りたくないという結人に、半ば強引に実家への訪問を約束させます。
結人の実家を訪れた望美は驚きます。
結人はお金持ちの資産家の息子で、実家は大豪邸だったのです。
はじめて会った結人の母は、結人を可愛がっている様子でしたが望美との交際には好意的ではありません。
結人の父は、体調が悪くヘルパーさんに介護してもらっていました。
しかし、父の介護に母は全く手を出す気配がありませんでした。
結人の両親の夫婦仲は最悪だったのです。
結人の父はこれまで愛人を作り、母を苦しめていました。
父が倒れてからは、結人の母は旦那が早く死ぬことを望むようになり贅沢な生活をおくっているのです。
望美が来ているのも関わらず言い争いをはじめる両親に、結人は怒鳴り呆れたように家を出ていったのでした。
帰宅した結人は両親の仲が悪い理由を望美に説明し、もう関わりたくないと話します。
望美は結人の両親が仲直りをするために、子供を作って孫の顔を見せようと提案しますが、結人は拒否します。
結人は望美と結婚する気が無いわけではありませんでしたが、結人はもう両親と関わることを拒絶している様子でした。
仕事を失う望美と愛を求める愛美。
望美はある日、洋食店のバイトをクビになってしまいます。
理由はお客様に失礼な態度を取ってしまったのです。
洋食店で一緒に働く外国人の先輩店員がお客様に絡まれ土下座を強要されたのです。
洋食店の店長は穏便に済ませるため土下座しようとしますが、望美が割って入ってしまいます。
お客様の不当な物言いに文句を言い、店員を助けない店長のことも非難したのです。
望美の主張は正しいものでしたが、正しいだけではうまく生きていけないのです。
望美の妹・愛美(橋本愛)は会社を退職し、グラフィックデザイナーとして働くことを目指しますがなかなか上手く行きません。
就職活動の帰り愛美の前に現れたのは、元カレの相沢秀男(細田善彦)と相沢を奪った元部下の林田藤子(大友加恋)。
結婚することを報告され、藤子から勝ち誇った顔で招待状を手渡された愛美は、上手く行かない自分の人生に怒りさえ抱き始めたのです。
愛美は婚活パーティに参加しますが、場の空気を悪くするようなことばかり言ってしまいます。
愛美は「無償の愛」を求めているのですが、なぜか誰からも愛されないのです。
婚活パーティから追い出されてしまった愛美は実家で目を覚まします。
仕事も無く結婚の予定もない愛美に、多恵は実家に帰ってくることを提案しますが愛美は素直になれません。
帰ろうとする愛美に、多恵は家族を家に集めるように伝言を頼みます。
多恵に呼び出された最後の晩餐
多恵から家に来るように言われた望美は、母と会いたくない気持ちを抱えながら実家にやってきました。
家族がそろうと、多恵はすき焼きの準備を始めます。
多恵は今日が「最後の晩餐」だといいます。
みんなで暮らした家を売却することを決めたというのです。
多恵の決断に進次も愛美も反対し、また3人の言い争いがはじまってしまいます。
静かに聞いていた望美は、3人に向けて何でもかんでも自分のせいにするなと自分の気持ちを打ち明けます。
家族との関係修復に失敗した望美は、結人さえ居てくれたら良いと思っていたのですが、結人との関係にもヒビが入ってしまうのです。
結人が自分の理想を諦めて就職しようとしたことを知った望美は、結人を責めてしまいます。
しかし結人も就職は望美との生活のためだと、望美を理由に逃げようとしたのです。
望美の様に自分の気持ちに素直に生きることが出来ない。
という結人の言葉に、望美は一人で生きていき行くことを決意します。
望美は今までみんなの幸せを祈って行動してきたけれど、これからは誰の幸せも願わずに一人で生きていこうと決めたのです。
荷物をまとめ、大事にしていたデデやモモ、ラジカセも置いてアパートを出ていく望美。
しかし帰る家も無く途方に暮れた望美は、自分が独りぼっちだと気付き泣きだしました。
まとめ:「誰かのために」から「自分のために」へ
家族との関係を失い、結人との未来に期待した望美。
しかし望美の期待が重荷になってしまい結人との関係も悪化してしまいます。
望美はこれまで「誰かのために」と言いながら生きてきたように思います。
しかし、本当に「誰かのために」だったのでしょうか?
少なくとも、第7話で結婚や出産を焦っていたのは、自分の安心のためだったと思います。
自分の行動が「自分のため」だったのだと自覚した望美。
第8話以降、どのような人生を選択していくのか注目したいと思います。
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