TBSのドラマの天国と地獄では、高橋一生(日高陽斗)と綾瀬はるか(望月彩子)が入れ替わるという話です。
この天国と地獄の1話の後半で、日高と望月が入れ替わってしまいます。
そのときに、望月に変わった日高が八巻英雄(溝端淳平)に月と太陽の入れ代りの話をしたときに、シヤカナローの花と言う言葉がでてきます。
いったい、シヤカナローとはどんな花なのでしょうか?
本当にあるのでしょうか?
シヤカナローの花とは?
シヤカナローの花は、鹿児島県の大島郡喜界島の伝説の物語にでてくる花。
喜界島は、沖縄と鹿児島の間の奄美大島の近くにある小さな島です。
月と太陽の役割が実は反対だったというお話なのです。
このときに、シヤカナローの花が登場します。
月と太陽の入れ替わり伝説とは?
このシヤカナローの花の伝説とは、月と太陽が本当は役割が入れ替わっていたかもしれないという物語です。
月と太陽が、まだ役割が決まっていないときに、本当は太陽が夜の月の役割で、月が昼にでる太陽の役割になる予定でした。
そんなときに、寝ている間にシヤカナローの花がお腹の上に咲いたものが、昼に光を照らす太陽になると約束をしました。
実は、月のお腹の上にシヤカナローの花が咲いていたにかかわらず、それをみた太陽が、自分が太陽になりたいがために、シヤカナローの花を自分のお腹の上に乗せたのです。
そこから太陽と月の役割が決まりました。
太陽は、月が知らない間にシヤカナローの花を自分のお腹に乗せてしまったことを恥じて誰も太陽を見る事ができないという存在になったしまった。
一方、月は誰でもを見る事が出来るようになったという結末のお話です。
このシヤカナローの花は、鹿児島県大島郡の物語ですが、月と太陽の入れ替わりのお話は他にも沢山あります。
- エスキモーの物語
- ペルーの物語
- 中国の物語
- 日本書紀
などなど太陽と月は対照的な存在として成り立っているのですね。
参考サイト:weblio
とっても重要な役割のシヤカナローの花。
シヤカナローの花は、実際にあるのでしょうか?
シヤカナローの花は本当にある?架空?
↑無憂樹の花
シヤカナローの花を探してみましたが、どこにもないようです。
シヤカナローの花は、月と太陽の喜界町の物語にでてくる架空の花のようですね。
シヤカナローの花は、なんとなく釈迦(シャカ)の花のイメージと想像しました。
釈迦の花として知られているのは、ムユウジュ(無憂樹)、印度菩提樹、沙羅双樹(シャラの木)があります。
- ムユウジュ(無憂樹)・・お釈迦さまが産まれた時にあった。
- 印度菩提樹・・悟りを開いたときにあった。
- 沙羅双樹(シャラの木)・・お亡くなりになったとき傍らに2本あった。
と、3本の木があります。
その他にお釈迦さまがいつの座っている蓮の花がありますね。
ドラマでは、島の人が「サガリバナかな?」と言っていました。
↓気になる方はこちらもどうぞ↓
>>天国と地獄の奄美大島の丸い石はホノホシ海岸!持ち出し禁止は本当?
>>空集合∅とファイ(Φ)の天国と地獄での意味と秘密とは?実は違うものだった?
まとめ
シヤカナローの花とは、月と太陽が本当は月が太陽で太陽が月だったというお話でした。
太陽と月の役割を決めるときに出てきた花が、シヤカナローの花。
この月と太陽の反対の関係の話しをドラマ天国と地獄で高橋一生が言っていたのですね。