お裁縫は、苦手という方も、少なからず縫物はしますよね。
私の場合、子供の体操着にゼッケンを付けたり、幼稚園入園前は手提げ等、小学校ではランチョンマットや巾着等、縫物は比較的よくしています。
ボタン付けや、ワンサイズ大きい衣類を詰めて着させたり、裁縫道具は常にリビングに出しっぱなしな状態です。
ところで、針って折れたり曲がったりサビたりすると思うのですが、折れた針など使えなくなった針はどのように処分していますか?
私は、ひたすら溜め込んでいましたが、処分しようと思って調べてみました。
今回は不要になった縫い針の処分の仕方をご紹介します。
縫い針はどこに捨てればいいの?
では早速、折れてしまって使えなくなった縫い針やまち針の捨て方を紹介します。
自治体により異なりますが、多くの自治体では裁縫の針は「燃えないゴミ」扱いとして出すようです。
裁縫の針は、鉄が材質なので燃えないゴミ扱いになるのですね。
しかし針をそのまま燃えないゴミとしてビニール袋に入れて捨てるのは、とても危険です。
針ですから、袋に穴を開けてしまうことも考えられますし、回収する方がケガをするかもしません。
そこで縫い針やまち針を安全に捨てる方法を紹介します。
ガムテープを使う
捨てる針よりも長く切ったガムテープで両側から挟んだ状態で捨てます。
ダンボールや厚紙に針をつけてガムテープで貼ったりしても良いと思います。
ガムテープがないときは、セロテープで貼ってみても。
捨てる時に間違って手に針を刺さないようにガードするように工夫してみてくださいね。
必ずこの様にすれば良いということは無いので、危なくないように家にあるものを使ってください。
空き缶や空き瓶を使う
蓋つきの空き缶や空き瓶に捨てる針を入れて、捨てる時は蓋をしつかり固定して捨ててください。
お菓子の缶や、お茶っ葉の缶、コーヒーやジュースの缶など、捨てる缶と一緒にいれておくと危なくないですね。
私は、お菓子の空き缶の中にためています。
捨てる缶や瓶の中に磁石を入れておくと針がくっつくので、より安心です。
針供養をしてもらう
近所の神社で針供養をしてもらえるようでしたら、そこへ持参して供養してもらうという方法もあります。
針供養は、12月8日や2月8日のどちらかに行われるところや両日行われるところもあります。
- 福岡県の淡島神社・・2月8日
- 和歌山県の淡嶋神社・・2月8日
- 大阪天満宮・・2月8日
- 京都の法輪寺・・12月8日と2月8日
- 浅草寺・・2月8日
などがあります。
事始めの前に、針仕事をお休みするという考えから針供養をする風習ができたようです。
富山県や石川県では針歳暮と呼ばれていて富山県では針供養のときにお饅頭やお餅を配ったりする風習もあるようです。
ところで、針で思い出したのですが、ホチキスの針はどのように捨てればいいのでしょうか?
ホッチキスの針のゴミ分別と捨て方
では続いてホッチキスの針のゴミ分別と捨て方についてです。
ホッチキスの針は、自治体により燃えるゴミ扱いのところと、燃えないゴミ扱いのところがあります。
厳密にいうと、ホッチキスの針は、鉄でできています。
ホッチキスは鉄なので資源ごみ扱いになると思うのですが、小さくて簡単に酸化して自然にかえるもので、燃えるゴミとして扱う自治体と、実際は燃やしても燃えないで残ってしまうので燃えないゴミとして扱い自治体とあるようです。
自然にかえるので、直接、土に戻してあげるという方法もあるようですね。
ゴミとして捨てる場合は、針なので紙に包んだり、ガムテープで包んだりして回収業者さんが危険を伴わないようにすると良いかもしれません。
ホチキスの針の捨て方!そのままでも古紙リサイクルに出せる?
古紙をリサイクルに出す時、ホチキスの針は外していますか?
私は、今まで雑誌等を古紙リサイクルに出す時、いつもホチキスの針は外して出していました。
そこそこ大変ですよね。
指が痛くなりますし、爪が割れてしまうこともあります。
でも古紙をゴミではなくリサイクルとして出すわけなので、ホチキスの針がついているとダメだと思い、今までは全て外していました。
この外す作業が手間で忙しい時は、リサイクルに出すことを止めて一般ごみに出してしまおうかと思ってしまうこともあります。
でも、どちらにしてもホチキスの針と紙は、燃えるものと燃えないものなので分別しないとダメなわけですね。
そんな時、ある事実を知りました!
実は、古紙再生ではホチキスの針はついたままでも支障がないというのです。
あるホチキスの針のメーカーでも「ホチキスの針は古紙再生工程では支障ありません」と言われているそうです。
これには驚きましたね。
どうやら、製紙工場の設備により異なるものの、大手の再生しを製造している会社では、再生紙を製造する過程で、ホチキスの針など不要なものは外す工程があるそうです。
このことからも、ホチキスの針は紙を止めたままでも問題ということですね。
しかし、やはりなるべく外してある方がありがたいという声もあるのが事実のようです。
ホチキスの針は、外さなくても古紙リサイクルには出せますが、理想は外した方が不純物を取り除く負担が減るので、良いようです。
針がないホチキスを使う
昔は、ホチキスというと針で止めるのが主流と言いますか、当たり前でした。
最近は針を使わないホチキスも売られていますよね。
これは画期的!
針を使わないから、ゴミも出ませんし、古紙リサイクルに出す時も個人の手間も省けて業者も手間が省けます。
しかも安全なので、針がないホチキスが、もっともっと世の中に浸透していくと良いなと思います。
不要になった縫い針の捨て方・危なくない方法のまとめ
針の捨て方、古紙リサイクルの時の針の処分をするかどうかについて、お話をさせてもらいました。
- 縫い針は多くの自治体では「燃えないゴミ」扱い。(※要確認)
- 縫い針を捨てるときはガムテープや蓋つきの空き缶や空き瓶に捨てる針を入れると危なくない。
- 12月8日と2月8日に針供養を行っている神社やお寺があるので供養してもらう。
- ホッチキスの針は、自治体により燃えるゴミ扱いのところと、燃えないゴミ扱いのところがある。
- 古紙再生ではホッチキスの針をつけたままでも支障がないが外してある方が良い。
針を捨てるときは危なくないように正しく処理して安全に過ごしたいですね。