昔から見ると幸せになると言われているケサランパサラン。
アメリカなどでは、エンゼルヘアー、ゴッサマーとも呼ばれています。
ふわふわっとした綿毛が印象的ですが、本当の正体は何なのでしょう?
ケサランパサランの正体が判明したのか?について調べてみました。
目次
ケサランパサランの正体とは何?
ケサランパサランは、スペイン語で「ケセラセラ=なるようになるという意味」やサンスクリット語では、「袈裟羅・婆裟羅」(けさら・ばさら)が語源だという説もあるようです。
山形県鶴岡市立加茂水族館では、ケサランパサランが展示してあります。
ケサランパサランの謎を探りに庄内においでよ。 pic.twitter.com/JjAC4ZVEHc
— 三密を避けて おいでよ庄内(山形県庄内地方) (@oideyosho_nai) December 10, 2019
ケサランパサランは、密集した綿毛なのですね。
展示されているケサランパサランには、
元禄時代から白粉を食べる天から降ってくる正体不明のものと記されています。
- 衣類が豊富になる。
- 病気にならない。
- 金持ちになる。
- 他人に見せると効果がなくなる。
と書いてあります。
山形県では、昔からの上記のような言い伝えがあるようです。
姫路市立動物園には、なんとケサランパサランが展示されているのだ。
私もケサランパサラン捕獲したぞ。
気になる方はぜひ見に行っていただきたい。 pic.twitter.com/7iaQI6vKmU— さくや (@87sakuya) December 2, 2019
関西では姫路市立動物園にも展示しているようです。
捕獲もできるとか・・。
ケサランパサランの正体が判明したということでは無いようです。
何か生き物が見つかったのかな?と思いました^^
どちらかというと、ケサランパサランは、縁起物という認識かな?と感じました。
ケサランパサランとは何なのかについて調べてみると、様々な意見があることがわかりました。
植物の綿毛に似ている?(アザミが有力説?)
植物の綿毛では、
- 西洋たんぽぽ
- アザミ
- ノボロギク
- アキノキリンソウ
- ニガナ
- コウヤボウウキ
- ツワブキ
- ガガイモ
- ヒメジョオン
- メリケンカルカヤ
- チガヤ
- ヒメガヤ
などがあります。
アザミの綿毛🎶
これも初めて見た🤞#ファインダー越しの私の世界#アザミの綿毛 pic.twitter.com/MPEP2xtBHl
— aki (@aki18078206) June 21, 2020
西洋たんぽぽを綺麗にポリエステル樹脂に閉じ込めた花文鎮というものもあるのですね。
贈り物にも良さそう。
樹木で綿毛になるものは、
- ポプラ
- ドロキノ
- バッコヤナギ
- ガガイモ
などがあります。
この動画ではガガイモの綿毛が飛ぶところが見られます。
フワフワですね。
昆虫の幼虫?
身体に綿毛を持った昆虫もいるようです。
北海道に生息しているアオバハゴロモは、よく知られていますよね。
剪定してたら変な白い虫発見!∑( ̄Д ̄;)
なんじゃこりゃー!
紅白のトリみたいな衣装をまとったような虫( ºωº )ちょっと可愛い♡(ؓؒؒؑؑؖؔؓؒؐؐ⁼̴̀ωؘؙؖؕؔؓؒؑؐؕ⁼̴̀ )(笑) pic.twitter.com/exAYi4Jcto
— TAMAKI (@Tamamaking7582) August 20, 2020
飛ぶ姿が可愛いですね。
そのほか、ベッコウハゴロモの幼虫などがあります。
硝子細工 , EM1Ⅲ*60Macro-STF8 タテスジグンバイウンカの幼虫、ベッコウハゴロモの幼虫。ススキ野原の小さな小さなガラス細工たち。 pic.twitter.com/7HwETRluHI
— FLUORITE PHOTO (@fluoritephoto) August 14, 2020
ベッコウハゴロモの幼虫は、ちょっと虫が前面に出ていますね。
でも、後姿が結構可愛いです。
動物の毛玉を集めたもの?
「ケサランパサラン」の正体の一つは、小動物が捕食された後に残る消化できない毛玉。と言う話がある(とくに鳥類・猛禽が小動物を食べた後に出来やすい)。アザミの綿毛という説も根強い。東北ではとくに動物性のものが多く、山形にはその説で「ケサランパサラン」を展示している博物館もあるのよね。
— KITE (@KITEis) June 14, 2013
小動物を食べた後に消化せずに残った毛玉を猛禽類が吐き出したものかもしれないという説もあるようです。
吐き出したものが、ふわふわ浮いているのかもしれませんね。
私は、猫などが毛づくろいをしたあとに、吐き出したものだと想像していました。
鉱物の一種?
なんと、綿毛のような鉱物があるそうです。
その名は、オーケン石で別名はラビットテール。
確かにうさぎのしっぽに似ていますね。
インドから産出されることが多い鉱物です。
見た目はふわふわしていますが、触るとビロードのように滑らかな感覚だそうですよ。
パワーストーンなどの観賞用として人気があるようですね。
ケサランパサランは妖怪だという説も!
江戸時代では、ケサランパサランを妖怪としたという説もありました。
ケサランパサランの妖怪の別名は、ヘイサラバザル、テンサラバサラなどと呼ばれているそうです。
この妖怪は、ふわふわっと漂っていて、桐の箱に収めて、白粉を食べて生きるとか。
妖怪といっても、怖いものではないようで、ケサランパサランを大事にもっていると幸運が訪れると言われています。
江戸時代に桐の箱や白粉は高価なものだと思われます。
ケサランパサランを育てるために使うとは、相当大事なものだったのかもしれませんね。
ケサランパサランの正体は、いまだ不明ですが、見た人に幸せを与えてくれるものというのは、今も昔も変わっていません。
化粧品の名前の由来にもなっていた!
女性ならケサランパサランときくと、化粧品?と思う方もいますよね。
実際に、化粧品のケサランパサランの名前の由来になったとされています。
ケサランパサラン以外にも見ると幸せになるものもあります。
たとえば
- 幻日
- 彩雲
- ダブルレインボー
- メジロ
- ドクターイエロー
などなど。
なかなか見られないものや、見ようと思えば見られるものなど沢山ありますね。
まとめ
ケサランパサランの正体は、結局まだ判明していませんでした。
ケサランパサランではないか?というものは、
- 植物・樹木の綿毛。
- 動物の綿毛。
- 虫の綿毛。
- 綿毛のような鉱物。
- 妖怪。
と言われています。
実際に見てみたいという方は、山形県の鶴岡市立加茂水族館か姫路市立動物園に展示してありますので、お出かけしてみるのも面白いですね。